「明、助けてくれてありがとう。正直、すっごく怖かったんだぁ…」


あのまま連れて行かれてたらどうなっていたんだろう…。

考えただけでも怖い。

ふるっと震えると、明の手がポンポンっと私の頭をなでた。

いつも守ってくれる、大好きな手…。

安心する。


「早和」

「ん?」


明が話しかけてきた。


「その…言うの遅くなって悪いんだけど、その水着、似合ってるよ」

「あ、ありがと…////」


たとえお世辞だとしても。

明に似あってるって言ってもらえて嬉しいな…。

明の横顔を見て、くすっと笑う。


「明、照れてる」


だって耳まで赤いんだもん。

可愛い♪


「うるせえ////」


ちょっと睨んでくるけど、全然怖くなんて無い。

滅多に見れない明の顔を見れちゃった♪

いろいろあったけど、結局は楽しかった海でした♪