「寒かっただろー?はい、どーぞ」


「あ…ありがとうございます」


水木くんがすぐ側にベットで寝てるなか、私はお兄さんに貰ったココアをすする


「わざわざ来てくれてありがとなー別にたいしたことないのに」


「…いえ」


(というか、そういう流れになったというか…)


「龍ってよくわかんない奴だろ?」


そう言ってお兄さんは少し小さく笑う


「え、」


「まあ頭の中じゃ色々考えてんだろうけど
ただ口に出さないんだよな、龍の場合」