明美の顔がみたくて…ちらりと見たら、目があった。 なんで? っていうような目をしてて…。 どうでもよくなったんだと思う。 明美に…知られるのが、どうでも…よくなった。 そんなこと、これまではありえなかったことだけど。 いろいろ聞かれて…説明したほうがいいんじゃねぇか、ってさすがに思った。 明美の手をつかんで、浩之を呼んで 屋上まで。