珍しくしょんぼりして、笑顔も見せない。 話もしない由宇。 あたしからじゃ、何を喋ったらいいのかわからなくて。 無言で進む買い物。 カゴを持った由宇が、どんどん物をいれていく。 嫌いな物、好きな物。 嫌いな料理、好きな料理。 全部あたしたちは知ってる。 だから、無言でも平気なんだけど。 なんか…。