「…帰るか」



俺は重い荷物を持って、家のドアを開けた。




リビングのテーブルの前でつったってる明美。


なにしてんだ? こいつ。


のぞきこむと…俺がおいたメモ。


やべ、からかいたくなってきた…。



「でけぇ悲鳴だな。助けに行こうかと思ったけど、敵も逃げそうな勢いだったぞ?」



からかってみたら、こっちを赤い顔でみた明美。


なっ…、なんでそんな泣きそうな顔っ!