「……あの…?」



声もとても可愛らしい……。

たぶん・・いや、俺は彼女に見惚れていたのだろう。

彼女がもう一度遠慮気味に口を開いた。


「……あの…星は、好きですか?」


正直、びっくりした。

普通初対面の奴にそんなこと聞くか?と思った。

だが、彼女も星が好きなのだと知ると、共通点が見つかったように嬉しくなった。

俺は彼女が愛おしく感じられた。


「ああ、好きだな…」


そう言うと、彼女はとても嬉しそうな顔をした。


「(か、可愛い……)」