帰りの会が終わり廉の元へと急いで向かう。

廉のクラスの帰りの会が終わり私達は図書室に行くことにした。

ドアを開けると、日が当たるソファーに逞が座っていた。

逞は私達をチラッと見てすぐに目を逸らし図書室から出て行ってしまった。

よく見ると逞の顔にはアザがあった。

私が顔を俯けると、「気にすんな」
と廉は優しく私の頭をクシャっと撫でた。

また、この手で抱きしめられたい…。
不覚にもそう思ってしまう。