先生が嘘つくときは
必ず鼻を触る、
俺は目頭が熱くなった。
「なんでそんな嘘つくん?」
「…嘘じゃないわよ」
ほら…
また鼻を触るやろ?
「じゃあ見せろよ…」
そう言いながらベッドへ運んだ
案の定、先生の身体には
誰か俺以外のやつが
口でつけた傷があった
「ごめんなさい…ごめんなさい」
目の前には顔を手で覆って泣きながら謝っている先生。
「…誰や」
そう言いながら自棄に
なってる俺がいた
「言えない…」
俺は我慢できんかった
先生の下着を脱がし、
感じさせようとした。
俺の…俺だけが与えられる快感を。
「やっやめて…あっ」
「…なんやこれ」
先生の身体はもう
他の誰かに溺れていた
俺が溺れたかった―。