おいで…と、言われてついていくと、深さんは外に出ていく。

不思議に思いながらその後を追う。


深さんの足が止まったのは、大きな川の上を通る橋の上だった。

田舎、というわけではないこの町で、月の光でこんなにも水がキラキラしている川はここだけだと思った。



「さて、これは…違う人のパラレルワールドのために、使ってもらおう」



そう言って、深さんは、、、

壺を川に投げ込んだ。