翌々日…月曜日。


「れー、おはよ!」

「おはよ、風花」


あたしを『れー』と呼ぶのは、親友の望月風花。同じクラスなんだけど、『松山』と『望月』で番号順でも背の順でも前後。

風花には、加瀬さんっていう彼氏さんがいて、歳は離れてるけど、ラブラブしてる…というか、風花が尻に敷いてるのかもしれない。



「今日は、何の日でしょう?」

「何かあったっけ?」

「やだなぁ、忘れてるの?今日は、大学院生が研修にくるんだよ~」