というわけなのです。



……はい。



いつの間にかあたしと水嶋海貴は理事長室の前に立っていた



自分の教室の場所もまだどこかと覚えていないのに



理事長室から先に覚えるなんてと、何とも言えない気持ちになった



コンコンッ



水嶋海貴がノックすると中からはい、と言う声が聞こえた。



理事長いる!



こんな朝早くお疲れ様です。



水嶋海貴は理事長の声を確認し開けようとした時中からドアが開いた



「2人とも今日は遅刻しないで30分も早く来れましたね…上出来です」



入りなさいと言われて従う水嶋海貴とあたし



理事長に褒められて少し嬉しくなっていると、理事長の手によってドアが閉められた