僕に笑いかけてくれても
何ひとつ返せやしない


嬉しそうな笑顔とか
夢見て輝く綺麗な瞳(メ)とか


見てうらやましくなるけど
そんなのひとつも持ち合わせていない


「返さなくてもいいよ。
君が笑ってさえくれれば。」


優しくそう説く君の
笑顔、瞳に


僕は無意識に吸い込まれ
同時に進むべき道を見つけた


とりあえず、笑ってみよう
とりあえず、夢見てみよう


輝くよ、輝けるよ
物語は僕自身のもの


見つけた、見つかった
だから
前に進める


ほら、
一歩、踏み出せた