沈んだ黒か
何も無い白


どちらがいいか
そんなの知らない


絵の具で汚れたパレットが
涙で滲んで見えなくて


鏡映しの世界も
僕の世界と同じで


せめて笑顔になってと
精一杯願ってた


適当で誤魔化して
曖昧で通った日々


忘れていた
引出しの奥にしまった記憶


晴れることのない空の下
傘もささず歩く


ずぶ濡れの心
見えなくなる明日


rainday