俺はその場所で空を見るのが好きで、ヒマがあれば寝転がって空を眺めていた 体育館裏に近づいたとき、誰かがいる事に気づいた 「楽器の音? 吹部の誰かが練習してんのか」 俺は音楽は詳しくないけど、何だかすごく透き通って美しい音のように感じた しばらく体育館の壁に寄りかかって、その音を聴いていた ふと、音が止んで俺は無意識にを覗いていた そこには―――