「タカキ走んの才能あんのに何でまたそんなに無気力かな」


俺は長距離を走るのが好きだった
もともと持久力はある方だったし、
走っている間に空を見られる時間が好きだった


「ん〜、今日はやる気出ない」

「はぁ?ま、いいけどさ。じゃあ俺のタイム測っといて」


そう言ってユウヤはストップウォッチを俺に渡して走り出した


ユウヤも長距離だからしばらくはヒマになる

俺はマネージャーの子にストップウォッチを渡して、俺は体育館の裏にある芝生に向かった