「ありがとう
それじゃあ、私そろそろ行くね
またね、藤平君」

彼女はそう言って俺に手を振って去っていった。


俺も、しばらく彼女の後ろ姿を見送ったあと、ユウヤを探しに再び病院を歩き出した。