「ねぇ瑞樹。」
「なんだよ」

意識してもいないのに、勝手に笑顔ができる。
その様子は傍から見ると、少し異様だ。
瑞樹も変に思ったのか、後ずさりする。

「その反応って意識してるんじゃない?」
「意識って……えっええええええええええ?!//////」
(ふふ♪照れてる 照れてる♪)
「んなわけねーじゃん!!//////」

この反応を見るからしてまだ告白したわけでもなさそうだ。

(もう!まだ告ってないの?私の弟ながらかなりウブね……)
(よし!もうすこし助言してあげようっと♪)

真衣は瑞樹の恋愛を遊び道具だと思っているのかやけに楽しそうだ。