いつものように公園に車を停めてしばらくして 龍也の電話が鳴った。 「ゴメン。ちょっと出るわ。」 龍也は車から降り、電話に出た。しばらくして 「会社から。マジ俺今の会社辞めて鳶に戻ろうかな。」 龍也は今の仕事の前は鳶をやっていた。 この時、龍也が嘘をついてることはわかったけど 龍也に嫌われたくなくて、 あまりに悲しそうな顔をするから、 何も聞けなかった。