「もしもし?どぉした?」

「最近龍也おかしくない?

何か態度が明らかに変なんだけど。浮気してない?」

「それは、最近仕事が忙しいからだよ。

浮気なんかしてないし亜希だけだから。

寂しい思いさせてたらゴメン。」

プライドの高い龍也がこんなに素直なこと自体おかしかったけど

亜希だけだと言ってくれた龍也を信じるしかなかった。

やっぱり私は龍也のことが好きで、離れたくなかったから

苦しくても信じるしかなかった。

その日の授業は友達に慰めてもらい、出席できた。

でも、友達が居なかったら私は泣き崩れていたかもしれない。

こんなに苦しい思いは初めてだった。