2月になった。
脈ありかもとは思いながらも、まだ告る勇気がわいてこない。
こんなにも深入りすると「好き」の2文字が簡単には言えなくなってくる。
こんなことになるならクリスマスの時さっさと告っときゃよかった。
そう思う日がもう毎日だ。
落ち込んでいる僕に女神がほほ笑んだのは14日のバレンタインデーの日のことだった。
「あの。こんな私がOKもらえるなんて思ってないんだけど好きです。付き合ってくださいって言いたいけど隆平君に迷惑になっちゃうだろうからせめてこれ受け取ってください」
僕に可愛くラッピングされたチョコを差し出しながら、プルプルと足を震わせている。
僕は夢かと思った。
まさか彼女から告ってもらえるなんて…
「僕なんかでよければ…ってか僕も梶間のこと好きです。」
そう言って僕は両手でチョコを受け取った。
「う…そ」
そういいって泣きながら僕を見つめた。
「嘘ついてどうすんだよ。」
僕は笑った。
「だってぇー」
そういいながら彼女は僕の胸に顔をうずめた。
ギュッと背中を握っている。
僕は彼女を抱きしめた。
「好きだよ。ずっと好きだった。」
「私も…」
彼女は…梶間奈乃香は僕の彼女になった。
脈ありかもとは思いながらも、まだ告る勇気がわいてこない。
こんなにも深入りすると「好き」の2文字が簡単には言えなくなってくる。
こんなことになるならクリスマスの時さっさと告っときゃよかった。
そう思う日がもう毎日だ。
落ち込んでいる僕に女神がほほ笑んだのは14日のバレンタインデーの日のことだった。
「あの。こんな私がOKもらえるなんて思ってないんだけど好きです。付き合ってくださいって言いたいけど隆平君に迷惑になっちゃうだろうからせめてこれ受け取ってください」
僕に可愛くラッピングされたチョコを差し出しながら、プルプルと足を震わせている。
僕は夢かと思った。
まさか彼女から告ってもらえるなんて…
「僕なんかでよければ…ってか僕も梶間のこと好きです。」
そう言って僕は両手でチョコを受け取った。
「う…そ」
そういいって泣きながら僕を見つめた。
「嘘ついてどうすんだよ。」
僕は笑った。
「だってぇー」
そういいながら彼女は僕の胸に顔をうずめた。
ギュッと背中を握っている。
僕は彼女を抱きしめた。
「好きだよ。ずっと好きだった。」
「私も…」
彼女は…梶間奈乃香は僕の彼女になった。