「トモエ。リューネはどうしてあんなにも可愛いんだろう?」





一生懸命で酷く幼い。





まだまだ白くて穢れてしまいそうだよ。





「アナタのために必死なのね」





トモエの微笑みには僅かだったけれど嘲笑と羨望が浮かんでは消えていった。





「アナタを助けたいと思っている。そう言う意味では、私より精神科医向きかもね」





例えトモエが精神科医に向いてなかったとしても、オレにはトモエ以外の誰かが傍にいるなんて想像もできない。





だからオレはトモエが必要だ。





代わりなんかない唯一の存在なんだ。