わかりたい、でもわからない。





私はアナタを狂いそうなほど好きなのにどうして別れるなんて言うの?





「―――トモエトモエトモエトモエトモエトモエトモエトモエ!」





小声で繰り返しながら叫び出した彼は私の手を振りほどき全身を使って暴れ始めた。





「先輩!」





私の声も届かずバランスを崩し車イスごと倒れてもなお暴れていた。





駄々をこねるコドモのようだと私は彼を見下ろしてしまった。





「リューネさん! 足を押さえて!」