6人は、休み時間になると
うちのクラスに集まる。
皆でサボることもあった。
そんなあたし達は回りの女子からは、よく思われていないだろう。近づいて来る子たちもいるけど
それは、別の理由で..
私達を敵にしたくないから。
敵にはなりたくないから仲良くするけど、グループには入りたくない。
中立のあたし達側にいたい。
それが1番安心。
女ってそういうもの。
「桜〜話聞いてる?」
「あっごめん。ボーとしてた」
「もー。だから、長野どう思う?」
まだその話か、、、
「んー嫌いじゃないよ〜」
「は?」
あ..しまった
「好き嫌いとかなくて、どうでもいい。存在ないしね」
「確かに、存在ないよね〜」
「桜きつーい(笑)」
「桜ウケるわ〜」
..よかった。
うまくごまかせた。
今の状況で長野を庇う行為は
ハブを意味する。
そんなのごめんだ。