それでも高菜は好きだった

ただ偶然見たドラマに出ていた直哉が高菜にとっては全てがツボだった


「やばい!ちょータイプ!」


それから高菜は直哉の虜


男とも付き合わなくなったし
直哉が一秒でも出るドラマがあれば全部録画するし
直哉が雑誌のほんの隅っこにでも載っていれば絶対雑誌は買うし
直哉が出演するマイナー映画がどっか遠くで上映していれば何しても見に行く



完全にヲタク化していた