時は過ぎて、12月25日 街はカップルで溢れかえっていた。 「あたしもあの中にいたのかな…」 南津と別れてなければ… 涙が頬を濡らす。 もう新しい彼女がいるんだろうか …なんて未練がましいかな。 時計を見ると、PM5:15 あの人が言っていた時間は過ぎていた。 「行くだけ行ってみようかな」 どうせ暇だし いるか分かんないけど 南津のことも考えたくないし… 涙を拭いて、あたしは駅へと走り出した