俺は彼女を抱き上げた。


「!」


愕然とした。


「……軽い……」


いくら病人だからって こんなに軽いなんてこと 予想してなかった。


俺は何故か泣きそうになった。


しかしすぐに走り出し 病院へと急いだ。