「い、伊藤・・くん」

「ほら、半紙用意して」

伊藤くんに言われた通り
半紙を綺麗に用意して
私は筆を墨につけた。

「ど、どうすればいいの?」

緊張して声が震えてしまう。

伊藤くんが私の手の上から
握って来た。
それから、すーっと筆を動かす

「わわわっ」

「黙って」

・・・。
ヤバい、ヤバいッ