「あ、章人は・・誰にでもするの?そんなこと」

何言ってんだ、コイツ。

「遊びで、した?」

意味不明。

「しねぇ、柚姫だけ」

「・・・私の事、好き?」

俺は柚姫が手に持っている
楽譜を取り上げて
そっと抱きしめた。

「好き」

「わわわわわっ」

意味不明の反応。
これが俺には笑えてきた。