「春乃は俺だけ見てればいいんだよ」

俺が春乃の目を見て
力強くそう、伝えた・・・

春乃は俺のことをぽーっと
見つめて・・

「分かってる、もん」

可愛い返事してくれんじゃん。

「やっぱ、もう。無理だわ」

これからお持ち帰りコースだな。
春乃の手をぎゅっと握って
俺は歩き出した。

俺の住む1人暮らしマンションへ
強制連行。


こんな可愛い、春乃
誰にもみせたくねーし・・・



ま、誰にも渡すつもりはねぇけどな。
俺の裏の顔を知ってるのは春乃だけ・・