≪真夕side≫


「相川くーん!!!」

みんながサッカーボールを蹴って
パスの練習をしている中、、

私は部長の相川くんを呼んだ。

「ん?」

相川くんは、サラサラの髪を汗で濡らし
さっそうと私の方へ駆けてきた。

うぅ、カッコイイ・・・

「そろそろ、休憩だよ」

「あ、もうそんな時間かよ」

そう返事をすると、
相川くんはみんなの方を向いて大きな声で叫ぶ。

「きゅーけー」

部員からは「よっしゃ」「はいはーい」とかとか
いろんな声が聞こえる。