≪陽菜side≫

私には大切な幼馴染がいる。
小さい頃からずっと一緒で・・・
小さい頃から一緒に成長してきた。

「陽菜ぁー」

小さい頃は私の方が大きかったのに
いつの間に身長も抜かされて
大きくなった毅。

「どうしたの?」

今は、部活中で
ダラダラと男子バスケ部部長が
私の隣にやってきた。

「シュート率上がんねぇ!!」

何を言い出すのかと
思ったら、そんなことか・・

「練習あるのみっ」

私は毅の背中をパンと一叩き。

「痛・・・ってぇ・・・」

「さっさと、練習しなさいっ」

「はいはーい」

だるそうにまた、男子バスケ部の方へ
戻って行った。