「ヤバい〜!!!

あ、でも今日は亮さんだから許してくれるかも!!」

私がドタバタと帰る支度をしながらそう叫ぶと


「………亮さん?」

雅也が反応した。


「うん!!亮さん!!

カメラマンさんなんだよ♪
よしっ!!じゃあ皆バイバ…」

教室から出ようとすると雅也に腕をつかまれた。


「雅也…?」


「その亮って…男だよな?

歳は?」


「えっと…23歳だったかな?

てか雅也!!離して!!ただでさえ遅れてるのに…」


私がこう言うと雅也は離してくれた。

「ありがとう!!

じゃあまた明日ね!!」


「…ああ……。」