数日後…。

私はお姉ちゃんと一緒に校長室に来た。
処分が決まったらしい。


「杉田美香さん…」


「は、はい!!」


「今回の処分に関してですが…




特に無しってことで。」


「………へ?」まぬけな声が出てしまう。


「だから!!美香はこのまま在学してていいってこと!!」お姉ちゃんが満面の笑みを浮かべて言う。


「いやいや!!何で!?だって私…」


「あなたが芸能活動していたことは美羽から聞いてましたから。」


「え…?『美羽』?」お姉ちゃんの名前をなんで校長先生が…。


「あ。そうだ美香。この校長、私の彼氏だから。

てか婚約者?」


「は…?えぇーー!?!?」

すごいサラッと言ったけど重要だよ!?


「何よぉ。お姉ちゃんくらい、婚約者の1人や2人…。」


「美羽…?」ピクリと校長先生の眉が上がる。


「嘘、嘘。あなた1人ですってば!!」


「うん。そうじゃないと困る。」

2人の会話を聞いていると本当に婚約者同士なんだと実感…。