「お前があのメイクやめた時、今までに見たことないほどの笑顔を浮かべたろ?


その時からわかってたんだ。LIRは…誰かに惹かれてるんだな…って。


俺は今まで何にもアクションを起こさなかった自分を呪ったよ。

もしかしたら、もしかするかもしれなかったのにってな。」


「亮さん…」


「でも!!俺の告白で気持ちが揺らいでくれたのも嬉しいし、LIRに大切な奴ができてよかった。

これからは、良き仕事のパートナーとしてよろしくな。」

亮さんはそう言って、手を差し出してきた。


「…はい!!」

私はその亮さんの手を握って握手をした。