俺だって その噂を聞いて、真綾の友達だって分かった。 鈴のついたイヤリングが まるで音楽を奏でるようで 【奏姫】 夜の街を守る 女の味方。 ―――分かってる。 アイツは悔いている。 真綾を失ったことを。 それに俺は 真綾から手紙を預かっているんだ。