光side

西条さん・・・

思ってたより結構しゃべるな・・・
でもおもしろい人だし、近くで見るとよりかわいさがますな。
そう思いながら、俺は歩いていた。

「み、三村君って・・・そ、そ、のすきな、人とかいるの?」
突然の質問にびっくりしたけど落ち着いて答えた。
「今は・・・・い、ないよ?」
二人とも緊張しているのがはっきりわかった。
それから、俺も聞いてみた。
「西条さんは好きな人いるの?」
勇気だしたな、俺。
すると、驚きの答えが返ってきた。
「いるよ。すっごく好きな人。」
その目はとてもキラキラしていて、今までみたこともない目をしていた。
誰?って聞きたかったけど、そこまで聞いたら嫌がられるかなと思ってやめておいた。

そして、西条さんの家についた。
「じゃあ。」
俺は言った。
「う、うん。ばいばい。」
西条さんやっぱまだ緊張してんのかな。
明日学校であったらなんていおうか・・・。
思い切って話しかけてみる?
でもさすがにそれはできないな・・・・・。
それにしても、好きな人って誰なんだろう?
というか、何でこんな気にしてんの?
どうしちゃったんだよ俺。