「名前!可愛いんだぜー」


だから、いいって!

興味ない。


俺が…


「確か…」


俺が興味あるのは…



「藤原 雪乃」





━━━━━━…

━━━…







「っ━━…」





一瞬、



一瞬だけ、息が、心臓が止まったかと思った。


なぜなら目の前に、『彼女』がいるから。


瞬きも忘れ、目の前の彼女を見つめる。



鼓動がありえないほど高まって、手が震える。



なぜ?



なん…で…?





「ゆ…き……ひめ…?」








なんで、貴女がいるんだ━━━…