影なのか、闇なのか、


私にはわからない。












でも、それで良い。










愚かしい運命が、


私を待っている。


それを変える力など、どこにあるというのだろう。


人は選択する自由を持つという。


だけど、それは本当だろうか。


人は、社会を作った。


そして、そこにルールを設けた。


そこまでは良かった。


そこでやめとけば、愚かにならずに済んだのに。






私は、いつだって捨てて良いものを抱えて、


まるでそれが大事であると錯覚するふりをして、


歩き続ける。










真実は、いつも目の前にあるというのに、


私たちは、いつもそれを無視しようとする。