ううっ、その拗ね方はずるいよ。母性本能をくすぐるようで/// 確かに、ずっと“いいこ”にしてたもんね。 今日だってすごく頑張ってたし…ご褒美上げてもいいかな――?? 「……い、いいよ。ちょっとだけなら、触っても……」 「ほんと?」 そういった後、慶は静かに私の背中から腕をまわす。 すっぽりと腕の中に包まれると、ふんわりと慶の甘い匂いがする。