するとディーが突然
フィトゥのところへと
走りだした


『…?!』


「え…?」

私たちは勿論

フィトゥもわけがわからない
といった表情で
ただディーに抱きつかれていた


「ちょっとディー?何やって…」


「だってね。このお兄ちゃん。
いい人みたいだよ?」


「…えっと……?」

いい人みたい…って
私も思わなくはないけれど