「あっあれは反則でしょぉ」


「やばいっ。つぼったー」


「何がつぼったんだ?」


「えっ?美咲なんか言った?」


私は美咲の方を向いてみる。


美咲は・・目が点。


何でって顔をすると美咲は後ろを見てって合図をしてくる。


そっと後ろを見てみると・・・


私の嫌いな奴がじーっと見ている。


うわっ・・長野君じゃん。



「そんな嫌な顔すんなよ・・俺何かしたか?」


「えっ・・・」



子犬みたいに潤んだ瞳で見つめてくる長野君。


どきっ・・・


何この気持ち・・・


胸が痛い・・



「いっいやぁ・・」


「雪は男嫌いなの!!」



私の代わりに答えた美咲。


男嫌いっていいすぎ。