前からよく考えるようになった、人が生まれてくる理由。
自分は何故生まれなければいけなかったのか、真実(ほんとう)の答えは多分見つかる事は無いと思う。だけどなんとなく、自分のためなんだろうなと思う。
美味いものを味わいたくて、良い香りを嗅ぎたくて、色んな音を聞きたくて、たくさんのものを目にしたくて。
気持ちが良い、楽しい、哀しい、苦しい、愛しい…そう感じたい。自分が満足するために。
生きたくて生まれる。
それが人間の、自然なメカニズムなんだと思う。
しかし時が経つにつれてそれも変わっていく。
時間というものは、何かが変化していくためにあるものだろうからそれで良い。だけど変化の仕方によっては良くないこともある。
生きることなんて嫌なのに生まれてしまった、そう考える人間が増えたこと。
その人間の中には私も入るのだけれど、それはまたの機会に話すとして、何故そんなことを考えるのか。つまりそういう風に考えてしまった理由は何なのか。そこがまた面倒な程に深いのだ。