カップルがたくさん・・・・・

一緒に帰ってるから誤解されちゃうかもしんない・・

「なぁ、華恋」

グイッ!!

「え?何々ッ!?離して!洋人!」

洋人はグイッっとウチの腕をつかんで・・

はたから見ると・・・腕くんで帰り道デートしてる・・・そう。

・・・・・・学生カップル。

「ここはこうしてたほうが目立たないんだって♪通り過ぎるぞっ☆」

『通り過ぎるぞっ☆』って軽すぎ!!

「うー」

「へ?」

『ホントはキスしようかと思ったけど』

耳元で洋人がささやいた。

キス!?

「こんの・・」

「ほぇ?」

気の抜けた洋人の返事。

ごつん!

洋人に頭突き。

「イテェ・・・死にてえ・・・痛すぎる!」

「アンタがふざけたこと言うからでしょ!馬鹿ッ!」

そういいながらも

自分の体温があがっていること

本当は気づいてた。

・・・・・・・・そんなんじゃないし。

でもなぜか心臓のどきどきは

止まってくれなかった