いつも通りの帰り道。

川原を抜け、地元のデートスポットを抜けたところがウチと洋人の家。本当にお隣なんだ。

川原を歩いていると、洋人が口を開いた。

「あの先輩、華恋の事知ってたんだ?」

なんか洋人が怒り気味。

なんかあったのかな?ま、いいや

「そうだッ」

「んぁ?んだよ。」

「一年女子にさ、狩俣 士(かりまた つかさ)チャンっているじゃん?」

「んー?いたっけ?そんな奴。」

「ひどぉ!あんな可愛い子なのにッ!ま、良いけど。その子がね、洋人のことカッコイイ

ねって!よかったねー。洋人」

「・・・・別に嬉しくなんかねえよ。俺は、好きな人に言って欲しいから」

そ。洋人には好きな人がいるけど、

幼馴染のうちでも知らないってどういうことよ!?

「誰なのぉ?洋人の好きな人ってぇ??」

「言うときがきたら、言うよ」

「なにそれ~(笑)」

「ケチ。」

ボソっとつぶやいたハズなのに

言わなきゃよかった

「あぁ?なにがケチだぁ?」

洋人は後ろからガバッとウチに抱きついて、首をしめる。

「ちょ・・・やめてよぉ!洋人~」

でも、この時間が案外幸せだったりするんだよね・・・・(照)

ッて何(照)なんか言ってるの!馬鹿ぁ!

うわ。今の空気で絶対来たくなかった

・・・・地元のデートスポット。