「ま・・シアワセそうな顔してるし。いいやっ☆んじゃねっ」

手を振ってかけていくツナちゃん先輩。

・・・・ありがとうございます

「おいっ!いっつも津名先輩とはなしてさー・・俺は仲間はずれかよぉー」

洋人がちょっとふてくされながら言う

「まぁまぁ・・」

「何がまぁまぁだよ!だれだっけ?俺をオバケだと勘違いして『イヤぁーーー!』とか叫んだ奴は――――――」

「ちょっと!それ言わないでよ///」

ほっ・・・

よかったぁ。笑顔に戻ってくれてッ・・。




*        *

肝試しも、部長の長い話も終わった。

「はあーー・・怖かったよ・・」

「ほんっと小さいころからあーゆーの苦手だよな・・けっこう傷ついたぜ?」

「ごっ・・・ごめん///」

ほんっと恥ずかしいよ・・

ピ―――――

がちゃっ・・・・

ホテルの部屋のドアが開く

ドキン・・・ドキン・・・

只今心拍数200超え・・・!

いままでふたりっきりなんて何回もあったのに・・・

なんでこんなにドキドキしてるの・・・?

・・・・・・

長い沈黙が続く。

・・・っ気まずい・・・

「なぁっ・・」

「ねぇっ・・」

声がかさなった。

「「そっち先でいいよ?」」

またハモった。

「・・・あははっ!」

面白くて笑っちゃった

「なに笑ってんだよ!」

「洋人だってわらってんじゃん!」

シアワセを実感しながらふと思った

―――――――この想いを・・・伝えたい