「ほいッ☆稲葉。部屋のキー。」

部長から手に握らされたのは、

ホテルの部屋のキー。

てか、洋人と

同じ部屋なんだよ・・・ね?

今から心臓がドクンドクンいってる。

体温が上がっていくのがわかる。

このホテルは、すっごい綺麗。

フロアにはおっきなシャンデリアや、

大理石の机があって、

うわっ・・

ホテルマンとかいる!

あッ!!

「きゃー!回転ドアッ!」

これ、好きなんだよねッ♪

我をわすれ、回転ドアをくるくるさせて遊ぶ。

・・楽しいッ!

「おい」

ビクッ!

・・・・この声は・・・

「この年で回転ドアで遊ぶなっつの。ははっ!」

「うう。からかわないでよぉ!」

・・そんなこといいつつ、照れてるうち。

・・・・・・・・!?

今、なんておもった!?照れてるッ!?

・・やっぱこれって

洋人を好きって事・・

『自分の心に素直に』

すっごいきれいな廊下をあるきながら

ツナちゃん先輩の一言が頭に浮かぶ。

・・・・・好き?



「ウィーーン・・・」


エレベーターのドアが開く。

うわっ!

きれい!

・・て、いちいち反応してたら身がもたないや。

「華恋」

びくッ!

急に名前を呼ばれたからびっくりしちゃった。

「なに・・?」

ドキン・・ドキン・・・

心臓の高鳴りがやまない

「バスでさ、なんか夢みてた?」

ドキぃーーーーーーー!!!!!!!!!

・・やば。

なんて答えよう・・・

どうしよっ・・・

「え!?なんか寝言言ってた!?」

「え・・・あの・・あ・・ぁ////」

そういう洋人の顔が赤くなってる。

も・・・もしや・・

『洋人のこと、だぁいすきだもん!』

てやつじゃぁ・・・ッ!!!

どうしよっ・・。

うぅ・・・