そのまま、フリーズしてしまった私に、天使ちゃんは、


「私は、美菜乃 あなたは?」


 とびきり可愛いスマイルで名前を教えてくれた。

 どうやら天使ちゃんは、ひなの ちゃんと いうらしい。

 私は、しばらくエンジェルスマイルに見とれ、

 その後、慌てて

「わ、私は、春姫 」

「はるき ちゃん? カワイイ名前!! さっ クラス 見に行こう♪」


 美菜乃ちゃんは、私の手をひき、スラスラと人だかりの中心に入っていく。

「あっ!春姫 の名前 発見!! A組だって! ひな は~あ!ひな も A組だ! 一緒だね♪」

「あっ、うん ヨロシク」

「こちらこそ、ヨロシク☆」


 そのまま、一緒に教室まで行き、教室でメアドを交換した。

 しばらくして、放送が入り、体育館で入学式が行われる。

 入学式が始まって、少し たったころ、

『やばい…気持ち悪い…』

 私は、保健室へ。