「上手く言えねぇけど…俺…璃香の笑顔とか見てて可愛いとか思うし、とにかく…お前を守れるのは俺しかいねぇって思うつた!」

「は…はぁ!?」

笑いが止まらなかった。龍也がそんな恥ずかしそうにしてるのが可愛かった。

「わっ…笑ってんじゃねぇよ!!」

龍也は恥ずかしそうにして下を向いていた。

「龍也っ!」

私は笑いながら龍也を抱き締めた。

「わかった!じゃぁ今日ちゃんと別れてくるっ!」

「おう。俺も別れてくる!」

そう言いまた自転車に乗って自転車を走らせた…

家につき部屋に戻り携帯を眺めた…

"リュウジ"

その文字を探し受話器ボタンに指を当ててゆっくり押した。


プ…プルル…ッ…

「もーし」

「リュウジ?」

「どうしたぁ」

「ちゃんと…別れようと思って…」

「…」

「リュウジ…?」

「あー直接話せる?」

「今日?」

「出来れば明日」

「わかった」