「その子俺のだから!」



あたしの大好きな声が聞こえた。



「…槙」



「なんだよ、男連れかよ」


そう言って知らない男の人たちは自分たちの部屋に戻っていった。



「…はぁ、梓気をつけないと」



「槙〜」



あたしは槙に抱きついた。



お酒のせいかな?



今のあたし大胆だ。



「部屋戻るぞ」



「うんっ」



あたしは槙の腕をつかんで部屋に戻った。



部屋に戻ってからまた何杯かお酒を飲んだ。