次の日も、仕事に行く気分じゃなかったけど 重たい身体を起こし 出掛けることにした。





仕事は、何の問題もなく 無事に終えて 帰宅した。

玄関を入って直ぐに、母さんに声を掛けられた。


「シンジ君が、残ってた荷物を届けに来たよ」

「はぁ~!?」


今頃、何…


シンジは、世あたり上手だ。

母さんに、上手く取り入ったのかもしれない。


「せっかく来てくれたのに、会わずに帰ってったけど…」

「何言ってるの!? もう、終わってるし 余計なこと言わないで!」



あたしは、母さんを置き去りにし 部屋に入った。